2月から担当させて頂く事になった、とある施設に入所しているお爺ちゃん。御家族の希望で｢歩けるようにして欲しい｣との事。

伝え聞いた話では入所してから半年の間、あまり運動させず、車椅子に座ったままの時間が長くなってしまい、筋力が低下して自力での歩行が困難になってしまったのだとか。下腿に浮腫もあってそれも改善したいとの事なので、歩行訓練の前にウォームアップがてらマッサージしたり、膝や足首の曲げ伸ばし運動をしたりしながら色んなお話をさせて頂きました。
若い頃はスポーツマンで、特に軟式テニスをかなりやってらしたそう。身振り手振りで熱く語ってくださいました。話が盛り上がると｢よーし！｣と運動へのモチベーションも上がったようで、｢すっかり脚が弱くなっちまったな～｣と言いながらも、頑張って歩行訓練にチャレンジ。
そして最後に、｢ありがとう！ありがとう！｣と言ってくださり、なんとなく自然にガッチリ握手を交わしたのですが、気持ちが高揚なさったのでしょう、少し目に涙を溜めていらっしゃいました。きっと、久しぶりに楽しい気持ちになってテンションが上がったのかなーと思ったら、普段は一体どんな気持ちで車椅子にずっと座っていたのだろう････と、なんだか胸が締め付けられるような気持ちになってしまいました。
頑張ろう俺。
１人でも多くの人に、少しでも笑顔になってもらえるように頑張るんだ俺。一緒に笑って、一緒に歌って、あー楽しかった！気持ち良かった！って思ってもらえるように、明日も明後日もチャリンコで走り続けて頑張るんだ俺！