冷え性について その2

前回は西洋医学に基づいた生理学の話だったので、今回は東洋医学の切り口で冷え性について語っていきましょうか。
その前に先ず、東洋医学では二元論で考えていくのが原則だという事を覚えておいてください。 基本は陰と陽です。
でも陰が極まると陽になり陽が極まると陰になりますので、油断しちゃだめです(^_^;)
ま、とにかく基本は陰陽です。 色んなものを陰と陽に分類します。
例えば冷とか寒は陰、温とか熱は陽です。
その他に
・五臓六腑の臓(肝・心・脾・肺・腎に心包を加えて六臓とも言います)が陰で、腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)が陽
・夜が陰で昼が陽
・女が陰で男が陽
・地が陰で天が陽
等々で、面白いのでは右が陰で左が陽、なんてのもあります。
あと重要なのが虚実(きょじつ)という考え方で、弱々しい事を虚、力強い事を実と言います。慢性が虚で急性が実なので、慢性の病を虚証、急性の病や怪我を実証と言います(東洋医学では症ではなく証の字を使います)。
この考え方にのっとって組み合わせていくと、冷え性は東洋医学的に「陽」が「虚」しちゃった状態と言う事になります。 ※WHIRLで冷え性対策しちゃいなよ(^o^)v

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